造り手略歴:
電子工学を学びおえて、コンピュータの仕事に就いたけれど、
村では農家でつねにワインと縁があった。
1999年から自宅でワインを造りはじめ、
2000年まではコンピュータの仕事をしながらワイン造りに携わっていたが、
年々コンピュータの比重が軽くなっていった。
あげく2003年からヴァン・ナチュール造りに徹した。
本当に素晴らしい経験をしたのが、2006年頃に催された
“LA REMISE”(ラ・ルミーズ)というヴァン・ナチュールの「サロン」。
そこでティエリー・ピュズラなど、多くの人と友達になれた。
哲学:
自然(ナチュラル)なワインを造り、自然のままに生き、自然と共存共栄し、
いまこの地に生きる。自然と人生がもたらすものを受け入れる。
注:ドメーヌ名について
Mendall名称の由来は、ラウレアノの母親が子供時代に住んでいた家
(1950年代の建て替え前)の名前
(正式にはCa Mendall またはCasa Mendall) です。
そこで家屋が立て替えられた場所に現在ラウレアノが住み、
醸造設備が置かれています。
ラウレアノの住む地域では家に名前をつける伝統があり、
苗字やミドルネームではありません。母親への敬意を表すため、
Mendallをワインボトルのロゴに起用し始め、
この名称は、ラウレアノ自身にとって家の名前に留まらず、
代々受け継がれてきたものです。
母方の家族から受け継がれ、
時を経て現在ではワイナリー名になり、
ワインに、そしてラウレアノ自身に受け継がれています。
畑について
栽培方法:耕そうと思いたったときに、大地が求めているものを察知する。
その栽培方法の開始時期:ずっと。
その栽培方法を適用している畑名:すべての畑で全力を尽くす。
栽培方法の将来的な展望:さらなる向上。
認証機関:認証は無いが、畑では自然な農法に努める。
土壌:粘土と石灰の混じる石灰質土壌
微気候:地中海性気候
自社ブドウ畑面積:約5ha
契約ブドウ畑面積:約1.5ha
自社ブドウ畑の数:5
自社栽培ブドウ品種:マカベオ、ガルナッチャティンタ・ビアンコ、
カリニャン、カベルネ・ソーヴィニョン、
テンプラニーリョ他
ブドウ以外の自社農作物:オリーブオイル、アーモンド
ブドウ畑以外の自社畑総面積:10ha
主な仕立て方法:ゴブレ、コルドン・ロワイヤル式
仕立ての支柱の素材:金属
仕立ての添え木の素材:木、金属
堆肥:購入する
醸造について
酵母のタイプ:なし
圧搾方式:垂直式プレス、垂直式(Vaslin)プレス
醗酵容器の素材と容量:5~10hlのステンレスタンクが12基、
2~22hlのアンフォラが数基
熟成容器の素材:アンフォラと、 ランシオ用にいくつかの古樽。
セラー環境:村にある自宅地下のガレージの中。とても狭小ながら機能的。
時期に応じて、小さなメカーノ(金属製のブロック玩具)のように、
組み立てることが出来る。
年間生産ボトル本数:10,000~15,000本
ラシーヌさんの資料より。
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