歴史
エヴァ・ヴェンチュラは、ヴィラフランカで3代にわたって続く
ブドウ栽培農家の家系で育った。
1997年にバルセ ロナ大学の化学科を卒業し、
1999年にバルセロナで水質検査や
廃棄物汚染物質の検査などを行う研究所に従事した。
その後2000年から2006年初めまで、
ペネデスにある洗浄液やエンジンオイルなど
車の化学製品を扱うIADAという会社で6年間品質検査の仕事に携わった。
同時に2004年、トーレス社で働く兄のサンティと一緒に、
当時トーレス社に毎年ブドウを売っていた父の畑を譲り受け、
正式にマス・ベルトランを立ち上げる。
エヴァは主にワインの分析、書類関係、セールス、
そしてサンティはブドウの栽培と醸造を担当した。
立ち上げ当初、エヴァもサンティも まだ二足の草鞋を履いていたが、
2005年にサンティがトーレスを辞め、
そして、2006年にエヴァがIADAを退職しドメーヌ一本に絞る。
この頃に兄からブドウの栽培から醸造まで全て学ぶ。
2011年新しいカーヴを設立。従業員も4人に増えた。
2015年の秋に兄のサンティがドメーヌを離れ、
エヴァが兄の仕事を引き継ぎ現在に至る。
生産者
エヴァは現在8 haの畑を叔父の娘ロゼールと従業員の4人で管理している。
(繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)
畑は3代にわたり一貫してビオの農法にこだわり、
醸造も限りなくナチュラルな醸造を試みる。
主力ワインである バルマ(BALMA)は、
以前はワイン農協のワインをタンクごとに厳選購入しブレンドしていたが、
2011年以降、 専属の契約農家からブドウを買い、
自らの醸造所にて徹底した衛生管理下の中でワインを仕込んでいる。
買いブドウはチャレッロ、マカベオ、パレリャーダの3種類
(2ha分の自社畑パレリャーダも
最終的にBALMA用ワインにアッサンブラージュする)。
その他、自社畑の古樹のチャレッロからは、
ワンランク上のキュヴェ「アルジラ(ARGILA)」、
1haの土着品種スモイからスティルワインの赤や
ロゼスパークリングなどが生産される。
ヴァンクールさんの資料より
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