ボデカス・アンティドート BODEGAS Y ANTIDOTO

★リベラ・デル・ドゥエロの東部、海抜1,000mに多数点在する
　フィロキセラの害を免れた小区画の古樹（樹齢100年近いものも！）
　ティント・フィノの畑。
　畑が点在するために機械化できず、すべて現地の人の手作業による有機栽培。
　ワイン遺産というべき古代から続く葡萄畑を守るためには相当な努力が必要です。
　分類上ではテンプラ二ーリョのシノニム（別名）がティント・フィノとされてますが、
　昨年来日したときにベルトランから聞いたところによると
　 「標高が高く、乾燥して寒暖差の激しいこの地で古くから栽培されているので、
　スペイン各地でたくさん栽培されているテンプラニーリョとは、味わいのうえで全く別物。
　だから敢えてティント・フィノと呼んで区別している。」
　スペインの太陽と寒暖差によって凝縮した風味と、
　古樹の地中深くに伸びた根が吸い上げたミネラル。
　彼が目指すのは、この個性のある貴重な葡萄で”飲み飽きしない赤ワイン”を造ること。
　「昨今スペインの赤ワインで主流になっているやたらに濃さばかりを追求した
　赤ワインは造りたくない。食事と合わないし、飲み続けられないから。」と彼は言います。
　Wさんの資料から。