歴史
現オーナーであるディディエ・モンショヴェは、
ナントー村で代々続くヴィニョロンの家系でそだちました。
彼が20歳の時にビオディナミに興味を持ち始めて、
以来、父の農薬を使った農法に疑問を抱くようになり、
最終的には意見の違いで早くから家を出ることとなります。
1984年に 0.5 haの畑を借りて、自らの手で念願の
ビオディナミでブドウを作りを実践。
1989年には、さらに2.5haを借りて
ドメーヌ・ディディエ・モンショヴェを本格的にスタートさせます。
1990年、ベースとなる4ha のシャルドネ畑と5haのピノ・ノワール畑を所有し、
自ら植樹を手がけながら、同時に全てビオディナミ
を取り入れ、徐々に拡大をはかります。
2006年、ドメーヌを続ける傍ら、現在のパートナーのジョエルと一緒に
新しくネゴシアンを立ち上げ、ピュリニーやヴォルネイなど
他のアペラシオンのワインも手掛けます。
2014年、新しくカーヴを増設し現在に至ります。
生産者
現在、ディディエは13haの畑を4人で管理しています。
(繁忙期は季節労働者が数人手伝います。)
彼の所有するブドウ品種は、ピノ・ノワール、シャルドネ、アリゴテで、
樹齢は若いもので15~25年。古樹のピノ・ノワールになると
樹齢が70年を上回ります。
テロワールを自然に表現したい、ワインとして現したい!という思いから
ビオディナミに着手し、以降、さまざまな工夫を
凝らしながらワインの質の向上を試みる。
たとえば1993年、重力の力でワインを引けるようにカーヴを改築したり、
また2001年に調合剤をディナミゼするために
必要な雨水を効率よく集めるシステムを取り入れたりと、
自然の力を最大限に利用するための努力に余念がありません。
ヴァンクールさんの資料より。
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