そんな彼らのワイン造りへの情熱が周りの
ナチュラルワインの生産者達にも伝わり、
今では著名な生産者からもブドウを買うことに成功しています。
モンテリ村に構える醸造所は、ゲストハウスの地下にある
カーヴを二人で改装し、開放樽のある場所や、
澱を寝かせる涼しい地下セラーを蘇らせました。
品質へのこだわりはとても強く、ドメーヌを立ち上げた直後で経営が厳しくても、
収穫量を落として生産量より品質を追求してきました。
べリュー自身の性格をつけたと言う「プティ・テチュ」というフランス語で
「小さな頑固者」という意味を持つワインもリリースしているほどです。
ドミニク・ドゥランやフレデリック・コサールからの教えをもとに、
ブドウ栽培はビオディナミを実践、ミネラル感溢れるワインを造るため、
いつでもブドウ畑に いて活きた土壌を造り出す仕事をしています。
ドメーヌ物として造っているアイテムは年にもよりますが、
1もしくは2アイテムのブルゴーニュ・ブランのみ。
その区画はピュリニー・モンラッシェの
下の区画で隣はルロワのブドウ畑です。
収穫量を抑え、ゆっくりと樽醗酵をおこない、
丁寧なワイン造りをおこなっ ています。
「澱引きは月が下がるときに、なるべく自然に」
がモットーで亜硫酸塩も極力使いません。
彼らの情熱がしっかりとこもったワインは、
果実の香りが拡がり、ピュアなエキス分もたっぷりです。
各テロワールの特徴をしっかりと表現し、
ナチュラル且 つ長期熟成に耐えうるポテンシャルがあります。
ワイン造りの歴史が新しいため、一部のファン以外に
あまり知られてはいないのですが、
すでにヨーロッパのナチュラルワイン業界では、
じわじわと評価 が確立され、ディオニーが大注目している生産者です。
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