★グラーヴ地方のセロン村の中心部に位置し、
大きな石垣に囲まれたシャトー・ド・セロンスは
17世紀末に建てられた文化財として
登録されている名城です。
また土地の名『セロンス』が
シャトー名となっている事でも
最古で由緒ある生産者であることが
窺い知ることが出来ます。
1958年、現当主グザヴィエ・ペロマ氏の両親が
ここを取得して以降、改革に乗り出しました。
代表的な事柄としてその後多くの生産者が取り入れた
『重力を利用した醸造所』を1960年に導入。
葡萄の繊細な個性を損なわずにエレガントで
特色のあるワイン造りを可能にしました。
そして80年にグザヴィエ氏が合流。
ワインラバーからの支持が厚い
ペサック・レオニャンの格付けシャトー・オーバイイの
ウィルマーズ氏とサンダース氏の下で
ワイン造りを15年間経験した妻のカロリーヌ氏が
加わった事により更に品質が向上しました。
30haの畑は海洋石灰岩が含まれた下層土の上に
沖積砂利で覆われた台地である事、
またボトリティス・シネレア(貴腐菌)の影響がある事、
この2つの条件が美しいミネラル感と
優れたアロマとなり味わいに深く関わっています。
またシャトー・オーバイイがそうであるように
区画ごとに管理する事によりワイン個性を与える
素晴らしいフィネスの葡萄を作ることが出来るのです。
環境問題はすべて人間の責任と問題であり、
部分的ではなく総合的に取り組む必要性を感じ
HVE認証(環境価値重視)レベル3とISO14001の認証を
2019年に取得。
テロワールを尊重し本物を作り続ける姿勢が
美味しさに繋がっていることは言うまでもありません。