★ブリジット・ファロンのシャンパーニュは、
夫であるミシェル・ファロンが栽培した
ブドウから造られる別名義のキュヴェです。
ミシェル・ファロンは、2000年の6月から
アンセルム・セロスのドメーヌで働いてきました。
セロスが世界的な名声を獲得していく
2000年代を通じて、
セロスの栽培・醸造チームのリーダーとして、
セロスのシャンパーニュ造りを影で支え続けてきました。
ファロンは、セロスでの仕事と並行して、
2004年から自社畑で栽培したブドウから、
『Ozanne オザンヌ』と命名した自身の
シャンパーニュ造りをスタートしました。
その後、オザンヌの生産量は少しずつ増えていますが
世界的にみてもまだまだ入手が
極めて難しいシャンパーニュです。
ブリジット・ファロンのシャンパーニュは、
ミシェル・ファロンが、オザンヌと同じく
アヴィーズで栽培しているブドウで、
オザンヌの醸造向けでないブドウが使われています。
ファロンの自宅の隣小さな区画のブドウが
メインに使われています。
栽培は、ドメーヌ・ミシェル・ファロンと同様、
殺虫剤は一切使用しておらず、
ビオロジックで認められた手法を導入しています。
しかし、ビオロジックの認証は受けておらず、
あえて名乗ってもいません。
このブドウがアヴィーズの共同組合で委託醸造され、
ブリジット・ファロン名義のシャンパーニュとして
リリースされます。
醸造はステンレスタンクで醗酵と熟成。
マロ醗酵は自然に行い、10 ヶ月前後熟成した後、
ティラージュして瓶内二次醗酵へ移行。
その後、澱と共に熟成させる
マチュラシオン・シュール・リーを施します。