★生産者:ジャン・イヴ・ミレール&クリスティーヌ
地域 / 村:フロンサック
生産者の歴史:
1950年、祖父ジャン・ガルニエが
サン・ミッシェル・ド・フロンサックと
フロンサックのコミューンに
6ヘクタールのブドウ畑を
購入したところからスタートします。
1998年に3代目としてジャン・イヴ・ミレールが加わり
現在は約45ヘクタールまで拡大しました。
2005年に妻のクリスティーヌも加わり、
2006年にブドウ畑を有機栽培転換。
その3年後にはビオディナミ栽培に移行しました。
私のワイン造りへの情熱と、
幼少期を過ごした土地への尊敬の念が
自然と私をビオディナミ栽培へと導かれたのです。
目標は生きている本物のワインを
皆様にお届けすることです。
畑・土壌について:
『ローマ帝国による占領』、
『1240年前の769年にはシャルルマーニュが
"カストルム(要塞) "を建設』、
『1663年にフロンサック公領を獲得した
リシュリュー公爵の存在』など
共通の歴史を持つこと、
ドルドーニュ川の右岸、
2つの川(ドルドーニュ川とアイル川)の
合流地点に位置し起伏のある丘陵地にある事で
畑を保護し恵まれた気候を
もたらしてくれる土地なのです。
また土壌は母岩が浸食されてできた粘土石灰質と
石灰岩台地です。
このようにフロンサックと
カノン・フロンサックのアペラシオンは
テロワールや歴史的に類似点が多くあることから
双子に例えられます。
現在の私たちの区画はアイル川と
ドルドーニュ川を見下ろす丘の中腹に位置し、
日当たりが異なるため
ブドウの成熟度合いに合わせ
20区画に分けて管理・収穫を行っています。
ドメーヌ・ジャン・イヴ・ミレールブは
カノン・フロンサック11.5ha、フロンサック5.70ha、
ボルドー24.5ha、白3.80ha、ロゼ1ha。
ちなみにACカノン・フロンサックと
白ワインの区画は石灰岩を含む
白亜質粘土質土壌であり、
ACフロンサックの区画には
白亜質粘土と砂質粘土
また 私たちの新たな取り組みとして
ジュランソン・ノワール、プティ・マンサン、
コロンバール、リースリング、
シュナン・ブランなどを接ぎ木による
新しい非定型品種の植樹、植え替えを行っています。
農法:
2006年にブドウ畑を有機栽培に転換した後、
2009年にビオディナミに切り替えました。
ビオディナミは私たちにとって11年間、
畑と向き合い対話をしてきたことの
延長線上にあります。
私たちは何よりもまず農家であり、
理論というよりも『植物と
その果実に対する敬意を払い、
テロワールの素晴らしさを感じ、
周囲の自然との間に起こる調和』を
作り出すためにビオディナミ栽培を選択しました。
畑に施される様々なケア
(土壌の耕作、植物、ケイ酸、堆肥を使った準備、
月と地上のリズムの尊重)を通して
生態系のバランスをとることで、
テロワールとそれを形作る人々の
純粋な思いが個性的で生きているワインを
皆様にお届けすることができるのです。
収穫方法:手摘み
スタッフ数:私たち夫婦を含め7名