その後、2020年にブルゴーニュに移った二人は、
ドメーヌ・ダンドリオンで働いている時に、
クリス・サンティニやヴァン・ノエの
ジョナサン・ピュルセル達と親しくなります。
当時、ダンドリオンもヴァン・ノエも
サンティニのセラーでワインを醸造していたからです。
彼らに触発された二人は自分達でもワインを造りたいと思い、
ミクロネゴスを設立したのです。
初ヴィンテージは2020年で、
アリゴテとブルゴーニュ・ピノ・ノワールの
2種類のキュヴェを造りました。
醸造は、オークセイ・デュレスにある
サンティニのセラーを間借りして行いました。
当時全くの無名ながら、ローレンスとニナのワインは
すぐに評判になり、ボーヌのワインショップを中心に
あっと言う間に完売してしまいました。
特にこの時のアリゴテのキュヴェは、
今ブルゴーニュで最も入手が難しいドメーヌと言われている
Les Horéesレ・ゾレのCatharina-Sadeカタリーナ・サドから
購入したブドウで醸造したものでした。
2021年と2022年はブドウの不作や価格高騰で
ブドウを譲ってくるブルゴーニュのヴィニュロンがなく、
ワインを造れませんでしたが、
2023年は再び3種類のキュヴェを手掛けました。
しかし、まだ生産量が少なく、ミクロネゴスだけで
生計を立てるのが難しいため、二人はミクロネゴスと並行して、
ムルソーにあるドメーヌでも働いています。
ネゴス名のフラヌールとは、
フランス語で「あてもなく散歩する人」、
「時間をつぶす人」と言った意味があります。
これは、ローレンスとニナが人生で
大切にしている生き方だそうです。
“ゆっくりと人生の旅行を楽しむ”こと。
そして、ワインも決して焦ることなく造るということを
大切にしているそうです。
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