★ロワールのファヴロル・アン・ベリーに位置する
2014年スタートのまだ新しいドメーヌ。
2005年にジュヴレシャンベルタンの生産者の
収穫に携わったことで、彼のワイン人生はスタートした。
当初、彼は熱心に葡萄畑を探していたわけではなかったが、
ある時、多種耕作の栽培家の畑を訪ねる機会を得る。
訪れた畑の小さな区画には様々な珍しい品種を含めた
多種の葡萄が植えられており、
その栽培の為に、家畜やヤギが飼われていた。
それは彼にとって理想的な環境 であり、
一目で魅了された彼は、
この畑の葡萄でワイン造りを始めることを決意。
その後、見つけて購入した元ガレージでワイン造りを始める。
倉庫には古道具が転がっており、
家の裏は崖のようなところにつながる。
この崖には元々セラーや採掘場があり、
様々な目的での使用が可能。
崖からトンネルで続く深い地下室は
とても印象的で美しい佇まい。
そこに樽を入れて熟成を行うこととなる。
現在2haしかない畑には、12種類の葡萄が植えられている。
現在そのうちの半分は自然派で知られている生産者に
ジュースの状態で販売。
これはこの畑と畑作業に信頼を置かれている証拠。
そして残りの半分から初めて自身のワイ ンを造る。
以前から有機農法で栽培が行われていたこの畑に
植えられている古樹は非常に健康で、
その樹齢は50 年、60年を超えるものも。
彼が初めて手掛けるワインとこのドメーヌの今後に期待が高まる。