買付ける葡萄、果汁、またはワイン(アルコール発酵後)は
すべてビオロジック、またはビオディナミ、
またはビオロジックに転換中の畑から。
醸造は、Savigny-Lès-Beauneにある
古いシャンドンのカーヴにて醸造。
ブドウや果汁が最高の品質であった際は、
よりピュアなワイン造りを行うため、
SO2など基本的に一切無添加で醸造を行う。
ワインの1つのスタイルとして、
醸造時におけるSO2無添加のワインを仕込みたい場合、
健全でバランスのとれたブドウを
収穫・使用することが必要最小限の条件となる。
元来SO2添加の目的はワインを酸化から守ること。
よってSO2を使用しないことで、
ワインが醸造の過程で酸化に傾く危険性が高まるため、
人為的な介入を出来るだけ避け、
醸造時に発生するCO2を出来るだけ
逃がないような醸造法が必要となる。
そしてまた異常なバクテリアの繁殖を
抑えることにあるが、
健全でバランスのとれた葡萄を
衛生管理が行き届いたセラーで醸造する事で、
SO2を使用せずも異常なバクテリアの
繁殖を抑制することが可能となる。
また頻繁にワインの状態を確認する必要もある。
地道な努力が必要となる醸造法である。
瓶詰め直前に、ワインの持つ素質をできる限り
そのまま保つために、無清澄、
空気との接触を抑え澱引き。
そのため若干の細やかな澱が発生するが、
それは品質の証でもある。
瓶詰め後12~14度のセラーで保存し出荷。
折りたたむ