他ドイツ若手生産者の資料でも書きましたが、
この時にマルティン・ヴェルナー(ラインヘッセン)、
アンディ・マン(ラインヘッセン)、ヤーソン((ラインヘッセン)、
アンディ・ヴァイガント(フランケン)、という
志を共にする生涯の友を得ます。
現在も彼らとはワインを飲みかわし、情報交換を行い、
時には一緒にサロンに出展しながら、
ビオロジック農業、ビオディナミ農業、
ナチュラルワイン醸造の技術と経験値を高めあっております。
卒業後は、2014年の1年間は地元ラインヘッセンの
ゼクトハウス・ラウムラント(Sekthaus Raumland)、
2015年はオーストリア/ヴァッハウの
フランツ・ヒルツベルガー(Franz Hirtzberger)に
最後の修行に出ます。
2016年に再度実家に戻り、
2010年からの6年間の修行と
勉強の時を終え自分の道を見つけ、
念願の自らのワイン造りを開始します。
ヴァイングートの正式名称は
ヴァイングート・ヴァルドルフ・プファッフェンホーフ。
1896年から代々続く家族経営の小さなヴァイングートです。
1988年には彼の両親がヴァイングートを引き継ぎ、
98年にはレストランとプレスハウスも 設立します。
以後は父親がワイン造りに専任し、
母親と祖母がレストランを経営しております。
ラインヘッセンのザウルハイム(Saulheim)と
アルムシン(Armshim)に14haの畑を持ち、
リースリング、シュペートブルグンダー、
ヴァイスブルグンダー、シルヴァーナーに最も注力しています。
ヴァイングート全体での年間生産量はわずか60,000本、
ほとんどがドイツ国内の常連顧客のみへ販売されて
完売となっていたので、
国外へはこれまでほぼ輸出されたことがありません。
マックスが2016年に実家に戻ってからは
上記の畑から4区画を引き継ぎ、
彼のフィロソフィーを基に畑と醸造に変革をもたらし
独自のナチュラルワイン 造りを志してきています。
まず最初に取り組んだことはもちろん畑の改革。
2016年の1年目はビオディナミ農法への転換から始めます。
2018年にはビオロジック農法の手法も 取り入れ始め、
ビオディナミとビオロジックの融合を図っています。
2019VTGからは醸造方法もナチュラル醸造に徹底し、
2020年に初めて彼の100% ナチュラルワインが
ついにリリースされました。
生産量はシュペートブルグンダーが僅か3,500本、
シルヴァーナーは1,300本です。
(※その他のキュヴェは日本へ紹介前に完売となったようです。)
アンディ・ヴァイガントの資料でも触れましたが
2019年5月に天王洲で開催された
ドイツ若手生産者13社を紹介する“Generation Riesling”で
初めて出会い、その1 ヶ月後にはドイツ・ラインヘッセンで
いつもの仲間皆と一緒にたらふくワインを飲み語り合い、
その後も話を続けてきたマックス。
待っていた甲斐がありました
最高のシュペートブルグンダーとシルヴァーナーが入荷です。
ピノ・ノワール好き、アルザス好きの皆さんには
特にまず一 口飲んでいただきたいです。
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