★サンテステフの北、St-Yzans-de-Medocに
1.7ヘクタールのブドウ畑を所有する生産者。
当主のデディエ氏は、数年間、幾つかのドメーヌで修行した後に、
ブドウ畑を購入。
シャトー名は、母方の祖父の名前に由来します。
AOCメドックでは珍しく、自然酵母、無清澄・無濾過、
SO2最低限でワインを生産しています。
また、ポムロールの西方にも隣接しています。
土壌・栽培・醸造
1.7ヘクタールのブドウ畑で、カベルネ・ソーヴィニョン48%、
メルロー48%、プティ・ヴェルド4%を栽培しています。
エコセール認証を取得しています。
本人は、栽培方法については「自然が仕事をしている」として、
あまり多く を語りませんが、1.7ヘクタールと畑のサイズが
小規模であることから、とても丁寧に面倒をみることが出来るそうです。
未開墾地に接している為、他の畑に散布されている殺虫剤や
除草剤などにも影響をうけることがありません。
平均樹齢は約30年、土壌は砂利や砂質で水はけも良好。
収穫は手摘みで行っています。
2006、2007年と病気に 悩まされほとんど生産出来なかったそうですが、
2008年は6,500本の生産量でした。
醸造は、自然酵母で醗酵し、補糖、補酸、酵母添加など行いません。
SO2は必要に応じての添加していますが、
合計で15mg/Lを超える量は添加しないということです。
2010年は合計4mg/Lです。平均で、2~3年樽熟成を経たのち、
リリースされます。
基本的には、力強く、アロマティック、ほどよい渋みを備えつつ、
新鮮な酸味を持ったワインです。
樽のニュアンスが極めて控えめであることも特徴です。
開けたては、味が閉じこもっていることが多いので
出来ればカラフに移すことを推奨しています。
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