2001年にニコラ・ルナールがクロ・ドードアンを辞め
ルメール・フルニエに移った翌年、パスカル・ポテールもドメーヌを去ります。
2002年から新井順子氏のドメーヌ・ボワ・ルカで醸造栽培責任者として働き、
それと平行して彼自らも2003年から1.5haの畑と醸造所を手に入れワインを造り始める。
2005年にボワ・ルカを退職後、正式にドメーヌ・レ・カプリアードを立ち上げる。
2005年から季節労働者として毎年収穫等に参加したモーズ・ガドゥッシュが
2010年本格的にドネーヌのメンバーに入る。
そして、2011年9月、モーズ・ガドゥッシュと共に共同経営として、
ドメーヌとネゴシアンも兼ね備えた
新生レ・カプリアードを立ち上げ現在に至る。
現在、パスカル・ポテールは2.5haの畑を1人で、
そして5.6ha分のワインの醸造をモーズ・ガドゥッシュと2人で管理 している。
彼らの所有する葡萄品種は、シャルドネ、シュナン・ブラン、
ムニュ・ピノ、ガメイ、コーの5種類がドメーヌ、
ネゴシアンを合わせるとソーヴィニオン・ブラン、
カベルネ・フランと合計7つの品種で。
ワインを造っています。
仕事は基本的には分担制で、パスカルが栽培から醸造まで責任を負い、
モーズは醸造の手伝い、その他ワインのコマーシャル、
会計、書類関係全てを担当する。
彼は一切ワインの学校に通っておらず、
ワイン造りの基本は全て実践と独学から習得 している。
教科書にとらわれない自由な発想を持ちながらも、
基礎はしっかりと押さえている彼のワインスタイルは、
繊細で地味ながらも味わいに独特な個性があることから、
特にワイン生産者やカーヴィストなどその道のプロの評価が高い。
ペティアン・ナチュレルに至っては、
ティエリ・ピュズラやミッシェル・オジェをはじめ
多くの大御所ヴァニュロンが、
彼に造り方のアドバイスを請うほほど定評があり
完成度がとても高い。
インポーターのヴァンクールさんの資料より
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