大昔からの畑・古樹を守り続けるドメーヌ
数百年にわたってペレオン村にベレール家が所有するこれらの畑は、
昔ながらの自然農法とともに代々受け継がれています。
マドンヌのブドウは非常に長生きで、
120年以上の古樹のみの小区画もありますが毎年元気に実を付けています。
畑では遅摘み・低収量・徹底的な選別、こだわりの自然派
高い丘が多いボジョレーでも比較的標高の高い位置に畑があるおかげで、
実がじっくり成熟し、よりフルーティなブドウが生まれます。
低収量で完全に熟した実だけをとるのがポリシーであるため、
多くのボジョレーの造り手よりも収穫が1~2週間遅くなります。
マドンヌはボジョレーでもいち早くグリーンハーヴェストを採用しました。
また、病気が発生してもすぐに農薬に頼らず、できるだけ最小限に抑えます。
過去には1つ残らず腐ったブドウの房を取り除き、
カビの蔓延を防いだこともあります。
さらに、標高が異なるものや日光の当たり方が異なるもの(南東と西)は
別々に醸造されるので、それらをブレンドすることで、
より素晴らしい複雑さを持つワインに仕上がります。
標高の高いところは小石が多く、良い酸やスパイスのニュアンスを持つ
ワインができあがります。低い方では果実味豊かでまろやかな味わいとなり、
両方をブレンドすることで、複雑でバランスのとれたワインに仕上がります。
選別はその年の状況や収穫時の状態によって、
3~7度にわたって徹底的に行われるため、
品質の劣るブドウが混ざることもありません。
ヴィンテージの出来不出来に大きく左右されることなく、
毎年常に凝縮感ある美味しいワインを期待できます。
ミレジムさんの資料から。
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