子供達も息子さんはミラノで建築家、娘さんはパリで小説家と
それぞれ自分の道を選び、本来なら彼はリタイアして
悠々自適というのが普通でしょう。でも彼はそういう道を選びません。
彼は前から行いたかった自らのワイン造りを60歳の声を聞いて始めたのです。
でも実際は年齢を聞くまでそんなに上の方とは知らない位若若しく、
本当に品の良い素敵な素敵なムッシューです。
まだ現役でグラフィックデザイナーの事務所を構えていた時の
2000年に畑を購入しました。
リタイア後のワイン造りを開始する為です。
トスカーナはご存知西側が地中海に面し、
世界でも有名な素晴らしいWINEが沢山誕生している所です。
その海から8km離れたの高台にこのワイナリーは存在します。
近くには有名なサッシカイヤ、オルネライヤ等々、
ボルゲリ地区のお宝ワインがご近所です。
そんな素晴らしい土地を11ha手に入れ、
自分が飲みたいワインを造る為に立ち上げました。
2002年から植樹を始め、2007年がファーストヴィンテージ。
植樹した畑はたった3haですがスタッフ3名で畑の世話をするという徹底ぶり、
半分羨ましい管理状況です。
品種構成は1.6haのサンジョヴェーゼ、 1haのシラー、
0.4haのチリエジョーロと全て黒ブドウ品種です。
1度ロゼワインの為に9月上旬に収穫し、残りはもっと糖度を乗せる為、
もう2週間待つ との事。
そういう拘りも半端ではありません。
こんな太陽が燦々と輝く地でも冬は雪が降る程冷え込みます。
その温度変化はブドウをたくましく育て、
良いワインが出来る条件とも言えるのです。
畑を購入し、栽培を徹底して行っておりますが、
ワイン造りの醸造所は小さい生産者が集まって使うカー ヴを借りて、
そこで近代的な設備の中で醸造です。
ディオニーさんの資料より
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