年間を通しての畑での作業は、全てテオバルドが行う。
出来の悪いブドウや伸びすぎた枝葉は
時期を見て徹底的に取り除かれ、
収穫期には選果の必要がほとんどない
綺麗なブドウ果のみが残される。
収穫期も親戚、友人の助けを借りて2人が畑でブドウを摘み、
テオバルドがセラーで仕込むという少数精鋭。
妻マリアによると、ブドウは収穫の前に徹底的に
樹上で選果されているから、
チェックする必要がほとんどないとのこと。
写真では強面に映るテオバルドだけれど
ピエモンテ訛りで話すイタリア語はとても気さくで好印象。
まだまだ1日中畑に立っていることもあり、
肌は良く日に焼けてアスリートのような体格をしている。
畑でもセラーでも粛々と徹底的に
作業を行う様はまさに職人気質。
セラーの設備も熟成用の大樽と
醗酵用のイノックスタンクのみで、
モダンな手法に振り回されない昔ながらの、
熟練の技が活きたワインを造る。
*モンテステファノはバルバレスコの中でも特に貴重な畑で、
ブドウは樹齢50年以上のものがほとんど、
畑は硫黄と銅のみを使用し、
農薬や除草剤を使用しておりません。
醸造は昔ながらの製法で、
醗酵にはステンレスタンクのみを使い、
熟成には大樽のみを使用しています。
(100年以上にわたって代々受け継がれてきた大樽もある。)
果実味、アルコール、酸味と
タンニンと優しくしなやかなで、
エレガンスたっぷりのバランスの良いワインに
仕上がっております。
畑
栽培方法:認証なし
その栽培方法の開始時期:祖父ピエトロの代から
その栽培方法を適用している畑名:全て
栽培方法の将来的な展望:以降も変わらず
損害からの解決策・特筆事項:ボルドー液
認証機関:なし
土壌:石灰質の泥炭土
微気候:地中海性気候
自社ブドウ畑面積(ha):2ha
契約ブドウ畑面積(ha):なし
自社ブドウ畑の数(ヶ所):2ヶ所
自社栽培ブドウ品種:ネッビオーロ、ドルチェット
ブドウ以外の自社農作物:なし
主な仕立て方法:ギュイヨ式
仕立ての支柱の素材:木
仕立ての添え木の素材:木
堆肥:有機肥料を購入
醸造
酵母のタイプ:自然酵母
圧搾方式:垂直プレス
醗酵容器の素材と容量(L):ステンレスタンク
熟成容器の素材:大樽
セラー環境:住居の半地下にあるコンクリート造りの
ごく小さなセラー。
余計なものがなくシンプルで清潔。畑のある丘の上にある。
年間生産ボトル 本数:12,000本/年。
ラシーヌさんの資料より
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