伝統的なヴィネガー造りの手法
ラ ギネルは、醸造・製造技術の進歩した現代にあっても
昔ながらの手法でヴィネガー造りを続けています。
その昔ながらの手法にまず欠かせないのが醸造中に
酸化防止剤となる亜硫酸を一切使用していないワインです。
ラ・ギネルはバニュルスの地を中心に主に
亜硫酸無添加のワインをヴィネガー造りの原酒として買い付け、
そのまま古樽に入れて太陽照りつけるバニュルスの気候の中で、
自然と酢酸菌が活動してヴィネガーへと
醗酵していくのを待ちます。
現代の多くのメーカーでは人為的に酢酸菌を添加し、
より管理しやすい形で醗酵させるのに対して、
空気中の酢酸菌の活動に頼ったより
自然で古典的な手法といえます。
この素朴で香り豊かなヴィネガーは、
フランス本国の多くの星付きレストランをはじめ、
名だたるレストランのシェフがこぞって使用するようになりました。
「原料となるワインが良いものでなければ、
本当に素晴らしいヴィネガーには成りえません。
上質なヴィネガーだけが持つ、
ワインからもたらされる風味と力強さを
見出していただけることと思います。
かのルイ パスツールは、
ワインのみから作られたヴィネガーだけが、
本物のワインヴィネガーの名に値すると語っています。
ヴィネガーとは、簡単に言ってしまえば
家庭のサラダをおいしくするシンプルな調味料です。
しかしこの本当の意味を私が造ったラ・ギネルのヴィネガーで
皆様に感じていただけるでしょう。」
当主、ナタリー エール女史の言葉です。
野村ユニソンさんの資料より
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