1999年の創業当時よりビオディナミを開始し、2002年ヴィンテージより
正式にビオディナミ認証を受け、「ビオディヴァン」に加盟しました。
「ビオディヴァン」はもともとマルク クレイデンヴァイスさんの提唱によって
結成されたのだそうです。
「あなたにとってのビオディナミとは?」という問いに対し、
「分別ある物質 素材を使うという精神の勝利」(マルク クレイデンヴァイス)、
「大地への愛と尊敬。私たちの地球の将来」
(エマニュエル・クレイデンヴァイス)と答えています。
醸造は奇をてらわない、ごくナチュラルな方法を採用しています。
夫妻はアンリ ジャイエ翁の大親友でもあり、
今回の赤ワインづくりにあたっては氏の助言を仰いだといいます。
「ものの見方 考え方や赤ワインづくりに対する思想的なことで、
大いに影響を受けました」。
実際に彼らのワインを飲むと、その繊細さとミネラルの風味に驚かされます。
「南仏にはアルコール度数の高いワインも多く、
しばしば私たちには強すぎます。
南仏特有の果実味を十分に生かしながら、
ビオディナミによってテロワールを開花させ、
ミネラル分とフィネスにあふれるワインをつくりたいのです」という
彼らのワインのアルコール度数は、すべて12.5度。
“ガツン系”的な過剰な重厚感の対極にある、
極めてエレガントな仕上がりです。
料理との愛称も抜群です。実質的なファーストヴィンテージは2000年。
販売を開始してそれほど経っていないため、
売先は徐々に拡大している段階です。
アメリカ、イギリス、ドイツ、スイス、ベルギーなどでは
各国屈指のインポーターに採用が決まっています。
ちなみにアメリカはDRCやサロンの代理店でアメリカで
最もプレステージの高いインポーターとして知られる
ウィルソン ダニエルズ社が代理店となっています。
パリではギャラリー ラファイエット グルメなどの
ワインショップが取り扱いを開始し、ミシェル ブラス(アンサタ)、
ジョルジュ・サンク(ペリエール)といった
ミシュラン3つ星レストランへのオンリストもはじまりました。
また、地元南仏のワインショップやレストランなどでも販売されています。
メディアの評価はこれからですが、
南仏最高クラスの評価を受けることは確実です。
2004年ヴィンテージから、ジュヴレ・シャンベルタンの
ドメーヌ・トラペでの修行を終えた息子の
アントワンヌ・クレイデンヴァイス(24歳)も
本格的に父母を手伝うようになりました。」
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