栽培・醸造
コート・デュ・ローヌのラストーを中心に23ヘクタールあるブドウ畑では、
除草剤、殺虫剤、化学肥料は使われていません。
ブドウ畑は大まかに言って4種類の土壌にあります。
平地の砂泥土、平地の赤い粘土層、南に向いた丘の黄色い粘土層、
南西と南東に向いた丘にある青い粘土層。赤ブドウの主要品種はグルナッシュで、
シラー、ムールヴェードル、カリニャンが補助品種。
白ワインにはグルナッシュ・ブランとクレレットです。
平均樹齢は35年。最も古い区画は1922年に植えられています。
収穫は手摘み、厳しい選別を行っています。過度に熟したブドウを避け、
健康で酸と糖度のバランスのとれたブドウの収穫を第一条件としています。
コンクリートタンクで自然酵母により醗酵。
グルナッシュは土壌別に醸造。AOCラストーには、
ムールヴェードルとカリニャンが加えられます。
シラーは別々に醸造し、マロラクティック醗酵後にブレンドします。
ルモンタージュは4日に一度行うなど、過度の抽出を避け、
上品なワインを作ることを心掛けています。
澱上で熟成し、その際もSO2は使用しません。
軽く濾過して、瓶詰をしています。
<追加情報>
1.有機栽培を行っていましたが、2010年から正式にラストーの畑は
エコセールの認証を取得しました。ラベルにも記載があります。
また、ラストーはコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ラストーから
AOCラストーに変わりました。
2.父親の所有していたケランヌの畑を譲り受けて、ワインの生産も開始しています。
現在3.5haの畑をケランヌに所有しています。
ル・ヴァン・ナチュールさんの資料より
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