栽培は、除草剤・化学肥料を用いないなど
どこまでも自然な方法で行い、
極限まで遅らせた収穫によって健全で完熟したブドウを得ます。
茎まで完全に熟したブドウであるため、除梗も行いません
(彼らは良いワインを造るためには茎が必要と考えています)。
醗酵・醸造においても、自然酵母による醗酵や、
清澄・ろ過を行なわいなど人為的な作業を排し、
ブドウの持つ本来の純粋さをワインに映しとります。
So2は醸造から瓶詰め段階においてまで基本的に使用しません。
彼らのワインには、従来のシラーという品種や
エルミタージュというアペラシオンが
備えていた頑強でスパイシーなワインというイメージがありません。
それは、従来のスパイシーなシラーというのは作られた個性であって、
ブドウや畑本来の個性ではなかったからに他なりません。
「シラーは本来フェミニンな品種なんだ。強いシラーというのは
無理に作られたイメージなんだよ。」
実際、最近のヴィンテージにおけるダール・エ・リボのワインは、
非常になめらかで優しい果実味があり、
品の良さを備えたエレガンスに満ちたワインとなっています。
「ガチガチで10年も飲めないようなワイン」を
無理をして造るのでは無く、
より素直に、そしてより繊細にワインのピュアさや
美しさを表現しています。
野村ユニソンさんの資料より
森田屋の反省
ガンコな森田屋がアンタッチャブルだった
ダール・エ・リボに感動した瞬間、
石頭をかち割りたくなってしまいました。
なんて長い時間を無駄にしたんだろうってね!
まだ立野さんがINA時代に
初めて持って来たダール・エ・リボを飲んだ瞬間、
鼻が曲がって以来、トラウマになってあえて避けていたいました。
野村ユニソンの生産者のコメントを読んで、
今の自然派ブームに同じ感想を持っている事に嬉しく思ったと同時に
少し落ち込みました。
まあ遠回りし過ぎた分、これからちゃんと向き合おうと!
(鼻が曲がった当時、同じ立野さんが持って来た
1998年のもっと曲がったクルトワは早々解禁したのに...。)
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