★詳細・歴史
主のミシェル・グリザール氏は1971年から父親の経営するドメーヌで
栽培と醸造を 手掛け、翌年の父親の逝去後も兄弟と共に経営を続けてきました。
1982年、サヴォワを代表する赤ワイン品種で、
シラーの親戚種であるモンドゥーズを偉大なワインへと
世界に認知させるべく独立し、設立したドメーヌです。
星付きレストランや大統 領晩餐会でも引き合いのある、
2000年以降誰もが認めるサヴォワのトップ生産者 ながら、
昔ながらの時間をかけた醸造をしているため、
AOCの認定の時期にワインの醸造が間に合わないこともあり、
例えば2009年はヴァン・ド・ペイとして売られています。
しかしながら、VDPアロブロジィ(ALLOBROGIEはリオンから
東側地域の古い呼 び名)として、
グリザール氏曰く生涯最高の出来と言わしめた2009年が出来上がり ました。
偉大な生産者としての知名度を持ちながら、
高齢のグリザール氏は後継者がいないことから、自らは引退を決めました。
ドメーヌ・ガヌヴァが栽培・醸造を担っています。
畑主のミシェル・グリザール氏は当初より畑の大切さに着眼し、
フレトリーヴとアルバン にかけて6ha(4haモンドゥーズ、
アルテス1.4ha、モンドゥーズ・ブランシュ35a)所有している畑を
自然派のアプローチで管理していました。
1994年にはビオディナミを始 めた先進的な生産者です。
平均樹齢25年のブドウ畑は、切り立った山の麓にある 急斜面にあり、
秀逸な葡萄をつける代わりに多くの過酷な労働を伴いながら管理さ れています。
フレトリーヴは石灰質、アルバンは粘土石灰岩質土壌。
醸造1992年以前は全房で醸造をしていましたが、
1992年から1998年にかけては除梗を試みました。
現在ではプレスティー ジュ・キュヴェはできるだけ全房醗酵していますが、
トラディションは除梗しています。
大きな60hlのフードルで約1ヶ月近くかけて醗酵させ、
15~20年バリック樽(スミス・オー・ラフィットの使用樽)で
最短18ヶ月の樽熟成を経て、アサンブラージュ後に
6ヶ月ほど休ませてから軽くろ過し、瓶詰されます。
ラフィネさんの資料から
過去の取扱いアイテム一覧
https://www.sakemorita.com/old/prieurestchristophefreterive_a.html