農学と醸造学を学び、エノローグ(醸造コンサルタント)として
アルザス(ビネールやシュレール)や南仏で活躍していた
マヤ・サレとニコラ・フェルナンデズのカップルが
フランスのカオールのコース(主に石灰岩の標高高い台地)に
ドメーヌを立ち上げました。
以前、マヤが活躍していたアルザスのワインのテロワール表現に近くて
選んだという場所・葡萄畑は、標高350m、石灰岩、マルヌブランシュ、
赤粘土、キメリジャンなどの土壌で、
夜と昼の寒暖差が激しく、葡萄はゆっくりと熟します。
収穫は2017年2018年共に、9月末から10月初旬と、
2018年はタルディヴを除きフランスでも最も遅い収穫の場所の一つで、
葡萄には完熟感と酸がしっかりありました。
そんな葡萄から造られたワインは、
これまで私達が抱いてきたカオールのイメージとは全く異なる
「マチュリティ」と「フレッシュネス」の共存があり、
マルベックの繊細で上品なタンニンと、
また石灰由来の土壌の気品ある味わいがかさなり、
洗練されたグラン・ヴァン・ナチュレルに仕上がっています。
畑はビオディナミを取り入れつつオーガニックで管理し、
銅などの使用量も控えるためにハーブティーなどを補助的に使用しています。
害虫をたくさん食べてくれるコウモリ用の家を用意したり、
液体のコンポストなども準備しています。
またトラクターなど重機を畑に入れないため、
ほとんどが人による手作業です。
インポーターのクロスワインさんの資料から
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