REYNALD HEAULE
レイナルド・エオレ

★レイナルドは1997年、会計学校を卒業後、
　サン・テミリオンのBTSで2年間栽培と醸造を学びました。
　そして、1999年ニュイ・サン・ジョルジュのドメーヌで従業員として働き、
　2000年、立上げの準備のために地元のクレリ・サン・タンドレに戻り、
　地元のワイン農協で働き、
　準備の整った2004年にドメーヌをスタートさせます。
　同時に、2005年からレ・カイユ・デュ・パラディの従業員として働き
　二足のわらじを履き、2haの畑を1人で管理している超マイクロワイナリーです。

　生産地
　オルレアンからロワール川の左岸に沿って西へ15kmほど下がったところに、
　ルイ11世が埋葬されたバジリカ大聖堂のあるクレリ・サン・タンドレ町があります。
　その町の外れにレイナルドの小さなカーヴが存在し、
　畑の総面積は2ha。ロワール川を挟んで小さな畑を6区画所有します。
　アペラシオン的にはAOCオルレアン、
　2006年に新しく認定された総面積150haほどの小さな区域ですが、
　セパージュのアッサンブラージュや醸造方法がアペラシオンと馴染まないため、
　レイナルドのワインはAOCの申請をせず全てVdFで仕込んでいます。
　土壌は、ロワール左岸はワインに硬質かつ真っ直ぐなミネラルを与えるシスト土壌、
　右岸はシストに加えて、ふくよかでアロマが高く深みのある味わいを生む
　石灰質・粘土質が多く含まれています。
　大きく2つ異なるテロワールがそれぞれ特徴豊かなワインを造り出し、
　気候は西から来る海洋性気候と東の半大陸性気候の両方の影響を受け、
　冬に雨が多く、夏も比較的湿度があり、
　1年を通じて寒暖の差が空くなく気候が穏やかなのが特徴です。

　歴史
　オーナーのレイナルドは、祖父かブドウ栽培を行っていましたが、
　家系的にはワイナリーとは無縁の環境で幼少期を過ごしました。
　高校を卒業後、会計士を目指すために会計簿記の学校に通い、
　同時に会計事務所で研修。
　この当時はまだワインにあまり興味がなかったレイナルドでしたが、
　彼が21歳の時、今は税関で働く友人から
　何気なくフランス映画俳優ジャン・カルメの著作、
　「フランスワインガイド」をプレザントされ、
　彼自身俳優ジャン・カルメのファンだったこともあり、
　その本がきっかけでワインの世界にどっぷりのめり込むます。
　以来、彼は会計の勉強よりもワインの勉強に時間を費やすようになり、
　ワインの世界に入る前からビオの食品など食べ物に気をつけていた彼は、
　この頃ガイド中で紹介されるワインよりもむし、
　ろクロ・ロッシュ・ブランシュクロ・デュ・テュ・ブッフ、
　レ・カイユ・デュ・パラディ（クロード・クルトワ）など、
　トゥーレーヌの自然派ワインを好んで愛飲していました。
　1997年、会計学校を卒業後、親の反対を押し切り、
　サン・テミリオンにあるワイン学校（BTS）で2年間栽培と醸造を学び、
　そして、1999年、BTS終業後 1 年間ニュイ・サン・ジョルジュのドメーヌで
　従業員として働きます。
　ワインの世界を知り始めた時から自らのワイナリーを立ち上げる決心をしていた彼は、
　その後、立上げの準備のために地元のクレリ・サン・タンドレに戻ります。
　2000年、地元のワイン農協で働きながら同時に立上げ準備を進め、
　2004年ドメーヌをスタートさせます。
　同時に、当時からレ・カイユ・デュ・パラディの良き個人顧客で
　クロード・クルトワとも親しい間柄だったレイナルドは
　2005年に「自らのドメーヌと掛け持ちしながら従業員として働かないか？」という
　クルトワからのオファーがあり、それを快諾し、
　現在ドメーヌとレ・カイユ・デュ・パラディの従業員の
　二足のわらじを履はくようになります。

　生産者
　レイナルド・エオレは現在2haの畑を一人で管理しています。
　同時に週3日はレ・カイユ・デュ・パラディの責任者として働いています。
　彼自身のモットーは「ブドウのもつミネラルと
　フィネスを最大限ワインに反映する」ことと
　「ユニークであること」で、彼の赤ワイン「L’Insoumis」の
　エチケットに描かれる黒い羊に象徴されるように、
　性格的にはグループに属するのを好まない一匹狼的なところがあり、
　彼のワイン哲学にもその独特の世界観が色濃く表れています。
　影響を受けたワイン生産者は、栽培面でクロード・クルトワひとりのみ。
　醸造面は自らの舌とセンス、そして経験を信じて独自のスタイルを編み出す。
　趣味は料理と読書。
　ちなみに得意料理はキノコを使った煮込み料理。
　彼にとって料理を美味しく作ろうとする情熱と
　ワインを美味しくつくろうとする情熱は等しく同じとのことです。
　ヴァンクールさんの資料より。
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レイナルド・エオレ・ヴァン・ド・フランス・ルージュ・ランスミ・デュ・ヴィラージュ2009

●ヴァン・ド・フランス・ルージュ・ランスミ・デュ・ヴィラージュ2009
＊レイナルド・エオレの信念は「変わり者でぶれない」です。
　（森田屋の場合は変わり者と言われますがブレブレです。）
　あえてクルトワの名前を出すのは彼の本意ではないので止めましょう！
　個人的に言わせればワインは至って健全で綺麗なイメージ、
　時間と彼自身のエゴイステックさがこれから深みを増していく
　要素になります。
　期待をこめて、出来れば小さくまとまらないでほしいですネ！

＊味わいは至って綺麗な造り、プラム、コーヒーの様な印象、
　中盤にミントの様なクールさも出てきます。味わいも
　タンニンは延びがあって綺麗ですネ！