リーノ・マーガ |
★オルトレポ・パヴェーゼ地区のブローニ村の偉大な造り手リーノ・マーガさんが造る とってもクオリティの高いワインのバルバカルロがラシーヌさんより入荷しました。 今回ご紹介のバルバカルロ、モンテブオーノとロンケット(今回は未入荷です。)は 18世紀よ りマーガ家の所有で、生産量はバルバカルロが1万5千本、モンテブオーノ1万本、 ロンケット5千本です。醸造法はオーク樽で約8ヶ月に醸造期間を経てなんと収穫の翌春に瓶詰めする。 ボトルを約 60日間水平に置いた後、垂直に立てて貯蔵するという独特なものです。 ロンバルディア州パヴィアの南にあるブローニという町の、 古い家系であるマーガ家によって営まれるワイナリー。 畑はブローニの町の背後にある“マーガ谷”と呼ばれる丘陵地帯にあり周囲を 緑に囲まれ外界と隔絶されており、彼らの行なうような“自然農法”を行なう上では 理想的な環境となっている。 無施肥による栽培、雑草も年3回刈るだけで畑には一切鋤き込まず時間をかけ自然に堆肥化させ、 農薬もボルドー液のみを使用し、散布も従来の3分の1以下の回数しか行なわない。 畑が急な傾斜にあるため、ボルドー液散布に特殊なトラクターを用いるだけで、 除草・収穫など他の作業は全て手で行なう。 温度管理を行なわずに醗酵させたワインを大樽で熟成。樽の移しかえを何回も行うことで澱を取り除き、 収穫翌年の春にボトリングを行い、瓶を横にした状態で2ヶ月ほど熟成させた後、 瓶は立てられリリースを待つ。2酸化硫黄は樽の洗浄時に使うのみ。 |
●オルトレポ・パヴェーゼ・バルバカルロ1989 *先日ラシーヌのオフィスですべてのヴィンテージを 試飲してびっくりでした。 これは飲んで表現するしかないです。 すべてのヴィンテージに言えますが「うまい!」です。 決して「美味しい」ではありませんよ。 すべてのヴィンテージに個性があり、発泡しているもの、 甘みを感じるもの、そしてそれらはビン差もあるので そこを楽しんで下さい。 決して損はしないとおもいます。 この地の土着品種であるクロアティーナ55%に、 ウーヴァ・ラーラ20%、ウゲッタ20%、バルベーラ5%の ブレンドで果実味たっぷり、 1989は少しアルコールがたっておりましたが 口に含むと柔らかくなった果実味とタンニンに エレガンスを感じました。おもわず「うまっ!」 アルコール度13.4% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・バルバカルロ1997 *こちらも少し発泡しておりますが、 意外と自然でとっても綺麗に仕上がっております。 まずバランスが良く後口にほのかな柔らかさが印象的です。 アルコール度13.5% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・バルバカルロ1994 *個人的にお薦めはこの94です。 後口にビターチョコの様な苦みほのかな甘みが とっても印象的で、熟成感のある果実味がお薦めです。 アルコール度12.8% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・バルバカルロ1996 *このガス圧が良いですよ! 今回の試飲の中で一番ガスがあったワインです。 口に含むとシュワーっときます。 これが果肉の甘みと一緒になっていけますよ。 アルコール度13% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・バルバカルロ2000 *バランスがあるのは2000です。 果肉の甘みと以外と強いタンニンが印象的で ただそのタンニンもめが詰まっているので品があります。 少しピリピリとガスが有ります。 アルコール度14.5% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・バルバカルロ2002 *柔らかい甘みと少なめな酸、が口に含むと心地良く あとでタンニンがゆっくりと顔を出します。 アルコール度14% |
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●プロヴィンチア・ディ・パヴィア・ロッソIGT・バルバカルロ2003 *なんだかんだいっても 高度なパフォーマンスを持っているのが2003ですネ インポーターの資料によりますと 2003年は非常に葡萄の糖度が高かった為、 「オルトレポ パヴェーゼ」のDOC表記が出来なくIGTで 出荷されました。 リーノ マーガ自身今までで最高の出来と語っており、 薬草の様なスパイシーな香りで、ガスと残糖があり 果肉の厚みと強いタンニンを感じます。 今のままでも飲めてしまいますが 時間を置いて変化を楽しんでみたくなってしまいます。 アルコール度15% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ1986 *モンテブオーノ丘で産出するナポレオンゆかりのワインです。 モンテブォーノはバルバカルロのセカンド的位置付けの ワインですが、こちらも強烈な個性をもった弟分。 クロアティーナ55%に、ウーヴァ ラーラ25%、 バルベーラ20%のブレンドです。 ナポレオンはマレンゴの戦いの後、 ブローニでこのワインを飲んで疲れを癒したと...。 86はとても柔らかくなった果実味が紅茶の様で、 落ち着いて飲んでしまえる感じでした。 やはり一番癒される熟成感があり、 インパクトよりは印象に残る感じです。 |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ1989 *今回新たに入荷の1989です。 熟成感と柔らかくなった果実味そして程よく溶け込んでおりますが、 まだ力強いタンニンが印象的でした。 |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ1990 *今回新たに入荷の90です。 試飲の際一番コストパフォーマンスにすぐれて美味しかったです。 タンニン、果実味、酸ともに生き生きしております。 |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ1991 *1991は試飲の際、残りが少なく 澱と一緒に口に含む状態でしたが、以外と柔らかさが有り ボディも厚く印象的で、タンニンもしっかりでした。 アルコール度12% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ1996 *個人的にモンテブオーノの中で一番お気に入り つまった果実味と柔らかく溶け込んだタンニンが印象的で, 酸も柔らかくなっております。 とってもバランスが良かったです。 アルコール度12% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ1997 *やや果実味に欠けますが その分力強くシルキーで質の高いなタンニンが印象的です。 アルコール度12.5% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ1999 *野性的な香りで柔らかな果実味とシルキーなタンニンを感じます。 きれいな熟成感を感じます。 アルコール度13% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ2000 *モンテブオーノの中では一番面白いですよ! やや発泡していてモンテブオーノの中で一番酸を感じます。 果実味もたっぷりあり、しっかりとしたタンニンも顔を出します。 アルコール度14% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ2002 *シルキーで力強いタンニンとドライな味わいです。 今でも美味しく飲めますが少し時間を置いてみましょう! アルコール度13.5% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・モンテブオーノ2003 *2003はとっても良い年だったんですんね。 モンテブオーノもお薦めです。 テイスティングの際、ボトルの残りは少なく、 殆どオリの部分でしたが果実味があり、良質のタンニンを感じました。 アルコール度15% |
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●オルトレポ・パヴェーゼ・ロッソ・ロンケット1979 *飲んだ瞬間から単純美味しいです。 旨味と枯れた熟成感こりゃ旨いな! しかもこの1979なんてヴィンテージがこの値段。 後1ケース買っておかないとと思っちゃいます。 (クロアティーナ50%、ウーヴァ・ラーラ25%、ウゲッタ15%、 バルベーラ10%) 2/8/2008試飲 まず相変わらず汚い瓶と質の悪い糊で エチケットと肩ラベルがはがれてしまいました。 ただこのいい加減さもいい味を出してると思いますよ! 寛大にお願い致します。 口に含んだ瞬間から顔が緩んじゃいました。 柔らかい旨味、熟成感を感じますが、 まだピチピチとフレッシュさも残っているんです。 まあこの価格ですから余韻やボディはたっぷりしておりませんが、 単純に美味しいですよ! こんなお得なワインは買わなきゃ損です! 僕はそう言ってしまいますよ! 注意!汚い瓶とエチケットと肩ラベルがはがれてしまう事があります。 質の良くない糊の為だと思います。 瓶はあえて拭かずにお送り致します。 このたたずまいやいい加減さも逆に魅力的です。 |
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