品種:ピノ・ノワール100%
アレクサンドル・ジュヴォーの奥さんが手掛けるワインです。
彼女のファーストリリースとなる2015年、満を持して
ヴォルテックスの鎌田さんのコメント
この2015年は入荷時から約2年4ヶ月の時を経て今回のご案内となります。
入荷当時は色合いが赤紫のしっかりとした濃い色合いでした。
約2年4ヶ月が経過した現在は赤紫から紫がとれて
深紅の鮮やかな赤色へと変化しています。
また、味わいもカシスリキュールを想わせる黒系果実の凝縮したエキス感から
ピノ・ノワールらしいフランボワーズソースのような赤い果実の風味へと変わり、
吸い込まれるような妖艶さが
グラスに顔を近づけただけでも感じられるほどです。
抜栓直後から芳醇でしなやかな様子を伺い知ることができ、
マコンでありながらニュイのような繊細なイメージを
想い浮かべるような雰囲気を持っており、
ただ黙って飲み進めてしまうような魅力があります。
甘みと酸はバランスが良く滑らかで緻密なエキス感が広がり、
シルキーで繊細なタンニンがやや残ります。
抜栓後2日目はややしっかりとした味わいで、
抜栓時のニュイのような印象から南のボーヌやマコンといった
上品さの中に骨格や芯の太さといった印象が徐々に出てくるように感じられ、
1本で北から南のブルゴーニュを体感できるような味わいです。
まだ若々しい果実味を持ちながら、
大地のような土や煙を想わせるテロワール由来のニュアンスも兼ね備えており、
また数日後には、だしのような風味も感じられるようになります。
この先の熟成で一層磨きがかかることは容易に想像ができ期待が湧く1本です。
*お一人様2本まで、
インポーターはヴォルテックスさん。8本
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