ラ・カゾ・デ・マイヨール |
★野村ユニソンさんの資料より トゥールーズ出身のアラン・カステックス氏は、小さな頃大好きな祖父が農業を営んでいた影響で、 植物や自然が大好きな子供でした。しかし「農業を目指したい」というカステック氏を両親は反対。 結局彼は、農機具関係の技術者となります。その後、思いがけずワイン造りに携わり、 その頃出会ったパートナーのジスレーヌさんとともに、自分の理想のワイン造りをするために バニュルスに移り住んだのが1995年。 豊かな自然環境を尊重した「風味豊かなワイン」を造るため、 ブドウ畑での栽培において除草剤や殺虫剤、化学肥料などを用いず、 醗酵に際しては自然酵母の働きのみでワインを生み出します。 「ワインは土壌だけでなく、畑の周りの環境全てで生み出される。 与える影響は環境が70%で土壌は30%。」 とアラン・カステックス氏は語ります。 |
★カゾ・デ・マイヨールを受け継いだジョルディ・ペレズは 1983年のトゥールーズ 生まれ。 奇しくもアラン・カステックスと同じ 街の生まれだ。 トゥールーズらしく彼の趣味はラグビー。 確かにジョルディはラグビー選手のような がっちりとした体格をしている。 そんな彼の最初の仕事は公務員。 しかし庁 舎での退屈な事務仕事が嫌になり25歳の時に退職。 ボルドー大学で醸造学を学び、その後約2年間、 サンジュリアンのシャ トー・ベイシュベルにて働き、 続いてさらな る経験と自身の生活の為、 マルマニヤック及びラングドックの大手ドメーヌで責任者を 努める。 この頃からジュルディは有機栽培に関して興味をもっていたが、 自然派ワインの存在はまったく知らなかったという。 独立の可能性を探っていた時、海のそ ばで働きたい、 バニュルスが好き、そんな 理由でバニュルスにたどり着き、 偶然にも そのタイミングでドメーヌを売りに出していた アラン・カステックスと出会う。 これが、ジュルディがカゾ・デ・マイヨールを受け継ぎ、 そして自然なワイン造りの道に進むきっかけ だった。 |
森田屋商店